【質問】
再生債権に[担保不足見込額]及び[認めない額]がある場合の、返済計画シミュレーションの債権総額の扱いについて(2004-9-16)
【回答】
返済計画作成の元となる【再生債権】の金額については以下のように取り扱っています。
Ⅰ)別除権が「なし」の場合
1)「認めない額」が入力されていない場合
A)「返済対象とする金額」が「元本のみ」が選択されている場合
再生債権 ← [元金]
《入力例》:[元金]100万円
別除権が「なし」
再生債権100万円 ← 債権額100万円
B)「返済対象とする金額」が「元本+利息損害金」が選択されている場合
再生債権 ← [元金]+[利息&損害金]
《入力例》:[元金]100万円
[利息&損害金]10万円
別除権が「なし」
再生債権110万円 ← 債権額100万円+[利息&損害金]10万円
2)「認めない額」が入力されている場合
A)「返済対象とする金額」が「元本のみ」が選択されている場合
再生債権 ← [元金]-[認めない額]
《入力例》:[元金]100万円
別除権が「なし」
[認めない額]60万円
再生債権40万円 ← 債権額100万円-認めない額60万円
B)「返済対象とする金額」が「元本+利息損害金」が選択されている場合
再生債権 ← [元金]+[利息&損害金]-[認めない額]
《入力例》:[元金]100万円
[利息&損害金]10万円
別除権が「なし」
[認めない額]60万円
再生債権50万円 ← 債権額100万円+[利息&損害金]10万円-認めない額60万円
Ⅱ)別除権が「あり」の場合
※「元金」及び「利息&損害金」の入力に関係なく、[担保不足見込額]が再生債権になります。
再生債権 ← [担保不足見込額]-[認めない額]
1)「認めない額」が入力されていない場合
再生債権 ← [担保不足見込額]
《入力例》:[元金]100万円
別除権が「あり」
[担保不足見込額]40万円
再生債権40万円 ← 担保不足見込額40万円
2)「認めない額」が入力されている場合
再生債権 ← [担保不足見込額]-[認めない額]
《入力例》:[元金]100万円
別除権が「あり」
[担保不足見込額]40万円
[認めない額]10万円
再生債権30万円 ← 担保不足見込額40万円-認めない額10万円
【備考】 債権認否一覧表の印字については、債権額欄に[債権額]と[担保不足見込額]を2段で印字し、[認める額]欄は[担保不足見込額]から[認めない額]を減算したものを印字します。