再生手続支援システムQ&A


【質問】  少額債権の利用方法を教えて下さい。(2012-11-6)
 

【回答】  少額債権の特例を適用するデータの生成は、返済計画シミュレーション画面の[調整]ボタンを押して表示される「返済計画の調整」画面で行います。
 

返済計画シミュレーション画面
[最低返済基準額]を入力し、「処理」ボタンを押して下さい。
返済計画の調整画面
・[最低返済基準額]
 少額債権の、1回当りの支払額の最低返済基準額を入力します。少額債権を調整する前の毎月返済額が2,000円の場合で、最低返済基準額を5,000円としたときの「調整後返済額」は、3ヵ月ごとの6,000円の返済となります。
【例】 3万円未満の少額債権を一括返済にしたい場合には、分割支払いの金額が【最低返済基準額】以下になるようにすれば可能です。3万円の場合の1回当りの支払額は、36回払いであれば  毎月返済が833円になります。このとき【最低返済額】を1,000円にすると、833円はその金額以下なので、2ヶ月ごとに833円×2=1,666円の返済になります。年払いが支払い単位の最長期間になるので、その金額が36回払いの場合は、36÷年間(12)=3回が分割支払いの限度になります。そのときの1回当りの金額が【最低返済基準額】に満たなければ、分割返済はできなくなります。したがって、3万円未満を一括返済にしたい場合には【最低返済額】を、30,000円÷3回=10,000円にすれば一括返済になります。なお、個別の債権者ごとに、【最低返済基準額】を違う金額にすることはできません。

詳しくは機能説明書項目10-(3)-(A).返済計画シミュレーション(小規模個人再生手続)を参照下さい。